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山陰最大の石造り鳥居
「日本初の宮」とされる須我神社の大鳥居の全体設計と基礎工事をさせていただきました
鳥居本体は直接石材店へ発注されました
場所は県道松江木次線(24号線)沿い大東町須賀です
設計図の一部です
図面完成までには現地調査、測量などの下準備があって初めて描くことができます
ベースの鉄筋組みの様子です
境界線ギリギリに鳥居を建てる計画となり、ベースの横幅が多く取れない為、地中では左右の基礎を連結させて、地震などで左右へかかる力への強度を保ちました
ベース寸法4m×2.8mと普段設計している住宅のベースでは考えられないような大きさです
鳥居の脚が立つ穴は直径約95センチ
地中に埋もれてしまう部分ですが、一番重要なところです
コンクリートの流し込み作業の様子です
今回のコンクリートの量、実に6帖の部屋に天井いっぱいまで入れた程の量でした
いよいよ柱の吊り上げです
この鳥居は御影石で出来ています
壊れないように慎重に慎重に・・・緊張の瞬間です
建ちました!!大きいです!!迫力がありますね
この鳥居の200mほど先に須我神社があります
玉垣の柱のひとつに建人社長の名前もあります
何十年、何百年と名前が残ると思うと感慨深いものがあります
完成祭の様子です
−2004年10月5日(火)山陰中央新報より転載−

県道松江木次線沿いに建立された、石造りでは山陰最大の須我神社の大鳥居

島根県大東町須賀の須我神社前の県道松江木次線沿いに、石造りでは山陰最大という大鳥居が出来上がり9月27日、盛大に完成祭が行われた。

大鳥居は高さ9メートル、幅6.4メートル。重さ50トンで、御影石だけで建立した。

同神社宮司を務めた須賀家の子孫で、香川県坂出市の須賀稜子さん(79)が神社のために役立ててほしいと浄財を寄付。
鳥居の再建を目指していた同神社と総代会が、浄財と神社経費を合わせた約1,300万円で大鳥居を建立した。

同日、氏子ら約100人が出席して完成祭と式典が行われ、石原朝登宮司、須賀さんや新田清文総代長らが感謝の気持ちを述べた。

現地で約1週間かけて建立した宍道町東来待、勝部石材店代表、勝部勝義さんは「石だけで建立した鳥居では、山陰で最も大きい」と話している。

須我神社は、スサノオノミコトと妻のクシナダヒメなどが祭神。
スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治後、日本で初めての宮を作り「八雲立つ…」の和歌を詠んだと伝えられ、日本初之宮、和歌発祥の地とされる。
出雲国風土記(733年編さん)にも記載されている。

県道松江木次線沿いには、明治ごろまで木製の鳥居が建っており、関係者が再建を望んでいた。
大鳥居は、木製の鳥居があった場所から約100メートル神社寄りに建立された。

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