デイトボールには、ローカルルールを含め色々な規則があります。
現在、競技各種目があります。 
種 目
【男子/女子シングルス】 【男子/女子ダブルス】
【混合ダブルス】

【団体戦1チーム3名より)

競 技
A.ナインボール(一般競技タイプ)
@オールインワン
Aサイドツー
Bオールポイント
B.ファイブボール(競技タイプ)
@ハイ&ロー
C.エキスプレスボール(上級者競技タイプ)
@オンリーナイン

D.クイック(レクリエーションタイプ)

@ U(ツー)
A W (フォー)

E.イーチアザー(ミニ・レクリエーションタイプ)

@ イーチアザー

規 則

ゲームはセットマッチ方式

勝敗は1セットでもつける事が出来ますが、通常はゲーム前に何セット行うかを決めておき、そのセット数を先に取った方が勝ちになる方式がとられます。   

先攻後攻を決める(バイキング)

デイトボールでは、先攻後攻を必ず『バイキング』によって決めます。ゲームをする2人(代表)のプレーヤーが手球Iと他の球(@〜H間でどの球でもよい)をヘッドライン上に置き、フット側のクッションに向かって同時にボールを打ちます。ボールはフット側のクッションによってきて止まりますが、ヘッド側のクッションのより近くに止まったボールのプレーヤーが勝ちになります。跳ね返ったボールがヘッド側のクッションに当たる当たらないに関係なく止まったボールの位置とヘッド側のクッションまでの距離で決めます。これを『バイキング』といい、バイキングに勝ったプレーヤーが先攻か後攻かを決めます。
各競技規則ならびに得点方法
ナインボールの並べ方
A.ナインボール

先ず@〜Hまでのボールを右図のように並べ、
 @球がフットスポット上にくるようにラックします。

※ 但し、オールインワン・サイドツーに関しては
  番号順に並べなくてもよい。

 @球をフットスポット上、H球を中央にセットし
 すべての球を隙間なく密着させて並べる(ラック)

バイキングで先攻に決まったプレーヤーが手球をブレイクスポットに置き、ブレイクショットによりゲームが始まります。その際、手球以外の球がポケットすれば、そのままプレーを続けるが、ポケットしなければ、プレーヤーは交代しなければならない。そして、手球以外の球がポケットすれば、そのまま手球をコート上にある球に必ず当てていくことが決まりであり、的球がポケットしなかった場合、また的球に当たらなかった場合にはファールとなり相手と交代します。但しボールを番号順に当てていく必要はない。
@オールインワン得点方法
ポケットした球(@〜H)の得点とはせず、コーナー及びサイドポケットをすべて点とし、すなわち先に球ポケットした者の勝利とする。
Aサイドツー得点方法
ポケットした球(@〜H)の得点とはせず、コーナーを1点、サイドを点とし得点が多い者の勝利とする。
※但し同点の場合は多くポケットした者の勝利とする。
Bオールポイント得点方法
各球(@〜H)の数字を得点《@―1点・A―2点・B−3点・・・。》とし得点が多い者の勝利とする。すなわちFGH等の大きい球をポケットする方が勿論有利で大逆転もありうる。
ファイブボールの並べ方
B.ファイブボール

先ず@〜Hまでの球を右図のように並べ、@球がフットスポット上にくるようにラックします。

 @球をフットスポット上、D球を中央にセットし
 すべての球を隙間なく密着させて並べる(ラック)

バイキングで先攻に決まったプレーヤーのブレイクショットによりゲームが始まります。ブレイクショットでは手球をブレイクスポットに置き、手球を打って先ず@球へ当てなくてはなりません。また手球をコート上にある球に必ず当てていくことが決まりであり、球に当たらなければファールとなり相手と交代します。
@ハイ&ロー
ローボールとハイボールで競う
ハイボール(E〜H)とローボール(@〜C)に分かれて
競い合うゲームです。バイキングで先攻が決まったら、
先攻のプレーヤーがブレイクショットをします。
ここでポケットした球がローボールなら、そのプレーヤーは
ローボール組になります。つまり、ブレイクショットでポケット
した球により、ローボール組とハイボール組に分かれます。
仮にブレイクショットでローボールとハイボールがポケット
したときは、プレーヤーがいずれの組かを選択することになり、
ポケットした球はそれぞれの組がポケットしたことにみなし、
コート上には戻しません。ブレイクショットで球がポケットしな
かったときは、球をあるがままの状態で相手と交代し、相手の
プレーヤーがいずれかの球を選択します。そしてそのプレー
ヤーが選んだ組の球をポケットしたとき、正式に組分けが決
まります。球がポケットに落ちなければ、次のプレーヤーが
組を選び、その組の球をポケットすることになり、球がポケット
するまでくり返すことになります。
得点と勝敗
プレーヤーが自分サイドの組の球をポケットすればプレーを
続けられ、仮にそのショットで相手の組の球がポケットしても、
相手がポケットしたとみなします。自分サイドの球をポケット
しなかったときは、相手と交代します。自分サイドの球4個
全部をポケットすれば、D球をポケットにする権利を得られ、
D球をポケットすることができれば、そのプレーヤーの勝ちと
なります。
プレーヤーが負けになるとき
自分サイドの球を全部ポケットする前にD球をポケットしたとき(ブレイクショットも含む)。

Cエキスプレスボール     

先ず@〜Hまでの球をナインボール(オールポイント)と同様に並べ、@球がフットスポット上にくるようにラックします。
バイキングで先攻に決まったプレーヤーのブレイクショットによりゲームが始ま
ります。ブレイクショットでは手球をブレイクスポットに置き、手球を打って先ず
@球へ当てなくてはなりません。手球をコート上にある最小番号の球から当て
ていくことが決まりで、他の球に当てればファールになり、相手と交代します。
@オンリーナイン
得点方法
@からHまでの球をポケットしたとしても得点にはならず、
H球をポケットして初めて1点(1セットの勝ち)になります。
もし、ブレイクショットでH球をポケットすれば、そのセットの
勝ちとなり、@からGまでの球をポケットしていく間にH球が
ポケットしても、セットは終了します。
ファール
1.手球が最初にコート上の最小番号の球に当たらなかったとき。
2.手球が的球と他の球に同時に当たったとき。
3.ファールプレーでポケットした球はそのまま落ちたこととなります。 
  但し、H球だけはフットスポットに戻します。
Dクイック
@U(ツー)
2球(白1,赤)を使用し、白球を手球とし、赤球を先にポケットした方が
勝ちとする。先ず、赤球をフットスポットに置き、手球はブレイクスポット
よりブレイクする。先攻・後攻は、バイキングにより決め、セット目からは、
前セットの勝者が選択する。
AW(フォー)
4球(白1,赤3)を使用し、白球を手球とし、赤球を先に2球ポケットした方が
勝ちとする。まず、下図のように赤球を並べ、手球はブレイクスポットよりブレ
イクする。先攻・後攻は、バイキングにより決め、2セット目からは前セットの
勝者が選択する。
先頭の球をフットスポット上にセットする。
Eイーチアザー
 @イーチアザー   
2球(白1,赤1)を使用し、互いに白球・赤球を手球とし相手の手球を先に
ポケットした方が勝ちとする。まず、バイキングにより先攻・後攻を決める。
後攻の手球をフットスポットに置き、先攻がブレイクスポットよりブレイクする。
2セット目からは、前セットの勝者が選択する。
共通ファール(相手と交代)
@ 手球をポケットしたとき
手球をポケットしたときはファールで相手と交代します。また落とすべき正規の球(的球)を同時にポケットとしても無効になり決められた場所(フットスポット)に戻します。【※エクスプレスボールは除く】  但し、フットスポットに他の球があるときは、その球の後ろ側に、また複数の場合は小さい番号を前に置きます。
A 球に触ったとき
スティッキューや体の一部、衣服、身につけているもの等が球に触れるとファールになります。
B 球がコートの外に飛び出したとき
手球をはじめ、コート上にある球がコート外に飛び出すとファールになります。
C 球がクッションや外枠(レール)上に止まったとき
球がクッションやレールの上に止まっても、コートの外に飛び出したときと同じ扱いになりファールになります。
D 足がレールに触ったとき
手球・位置によっては、コートの外に足を出さないとプレーできないことがあり、このときレールの上に足を置くとファールになります。
E 2度打ち(プッシュショット)したとき 
手球と的球が接触してたり、ごく近い距離にあるときにするショットをプッシュショットといい、手球とスティッキューが2度以上接触(2度打ち)することです。つまり完全な1度打ちではない場合です。また押し打ち、スティッキューのフェースを球に接触させたまま、押し出すように打つこと、そしてスティッキューのフェース以外で打った場合。
F すべての球が静止しない内に手球を打ったとき
コート上、球がまだ動いているときに手球を打ったらファールになります。
G 手球、順番を間違えたとき
順番を間違えて手球を打ったとき、また手球以外の球を打ったときファールになります。 
H 手球を打つ方向のレールに印を置いたり、つけたりしたとき
目標になるいかなるものを置いても、印をつけてもいけません。
I 停止していた球が何かの理由で自然に落ちても無効
ポケットの近くに静止していた球が何かの理由で自動的にポケットしたときは無効となり球を元の位置に戻します。また球が不可抗力で動いた場合も元の位置に戻してプレーを続けます。
J スティッキューがレールに触れたとき
ショットの際、スティッキューのヘッドがレールに触れる事は良いが、フェースが触れるとファールになります。
K アンプレアブル(打球不可能)
特別ルールとし、手球がレール近くにあり、ショットの際にレールにフェースが触れる可能性がある場合には、『サセット』の宣言により、レールからワンヘッド(約30cm)内側に手球を移動する事ができる。但し、次ショットは必ずワン・クッションを利用しプレーしなくてはならない。これをサセットという。
※ 自然障害物の救済
コート上にプレーの妨げとなる自然障害物等は、主審または相手がプレーの妨げとなると判断すれば修正、取り除くことができる。
ファールへの処置/対応
ファールを犯したプレーヤーは交代しなければならない。その際、交代したプレーヤーは手球をコート上ならどこへでも自由に置きプレーを続けます。また的球をポケットしたが、同時に手球がコート外やポケットしてしまったときにも、手球は自由にどこへでも置くことができます。そのときポケットした的球はコート上に戻し、決められた場所(フットスポット)に置く。
競技規則の制定、改定及び変更
1. デイトボール競技規則は、主催者によって制定または改定される。
2. デイトボール競技規則は、必要かつ重大な理由によらなければ、
  みだりにこ れを改定してはならない。
3. デイトボール競技規則の一部を変更して競技を実施する場合
  (ローカルルール)、競技の主催者は、その競技会に限り変更
  したデイトボール競技規則を適用することができる。
但し、競技者の公正を保持するために、主催者は、プレーヤー
全員に変更した規則を明示しなければならない。

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